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圧力配管用炭素鋼鋼管 ご案内
製品概要


(1)種類および記号
管の種類および記号は、次の表の通りです。

種類および記号
種類の記号
区分 備  考
STPG 370 黒管 亜鉛めっきを行わない管
STPG 410 白管 亜鉛めっきを行った管

製造方法を表わす表す記号
製造方法
仕上方法
継目無し
電気抵抗溶接:E
熱間仕上
冷間仕上
電気抵抗溶接まま

(3)製法
管は継目無く製造するか熱間仕上げ電気抵抗溶接または電気抵抗溶接によって製造します。(鍛接による製法は、認められていません。)

管は、製造のままとします。ただし、冷間仕上げした管には、製造後焼きなましを施します。
なお、ご注文者は、必要に応じてSTPG 410の電気抵抗溶接鋼管の溶接部に熱処理を指定することができます。



(2)用途
 350℃以下で使用する圧力配管に用いる炭素鋼鋼管です。
 ただし、高圧用の配管については、JIS G 3455(高圧配管用炭素鋼鋼管)によります。

適 用 例
消火用配管*(連結送水管、二酸化炭素消火配管など)、工業用水配管、空調設備配管、蒸気配管
寸法、質量および寸法の許容差
呼び方
外径
mm
呼び厚さ
スケジュール
10
スケジュール
20
スケジュール
30
スケジュール
40
スケジュール
60
スケジュール
80
A
B
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
厚さ
mm
単位
質量
kg/m
15 1/2 21.7 - - - - - - 2.8 1.31 3.2 1.46 3.7 1.64
20 3/4 27.2 - - - - - - 2.9 1.74 3.4 2.00 3.9 2.24
25 1 34.0 - - - - - - 3.4 2.57 3.9 2.89 4.5 3.27
32 11/4 42.7 - - - - - - 3.6 3.47 4.5 4.24 4.9 4.57
40 11/2 48.6 - - - - - - 3.7 4.10 4.5 4.89 5.1 5.47
50 2 60.5 - - 3.2 4.52 - - 3.9 5.44 4.9 6.72 5.5 7.46
65 21/2 76.3 - - 4.5 7.97 - - 5.2 9.12 6.0 10.4 7.0 12.0
80 3 89.1 - - 4.5 9.39 - - 5.5 11.3 6.6 13.4 7.6 15.3
90 31/2 101.6 - - 4.5 10.8 - - 5.7 13.5 7.0 16.3 8.1 18.7
100 4 114.3 - - 4.9 13.2 - - 6.0 16.0 7.1 18.8 8.6 22.4
125 5 139.8 - - 5.1 16.9 - - 6.6 21.7 8.1 26.3 9.5 30.5
150 6 165.2 - - 5.5 21.7 - - 7.1 27.7 9.3 35.8 11.0 41.8
200 8 216.3 - - 6.4 33.1 7.0 36.1 8.2 42.1 10.3 52.3 12.7 63.8
250 10 267.4 - - 6.4 41.2 7.8 49.9 9.3 59.2 12.7 79.8 15.1 93.9
300 12 318.5 - - 6.4 49.3 8.4 64.2 10.3 78.3 14.3 107 17.4 129
350 14 355.6 6.4 55.1 7.9 67.7 9.5 81.1 11.1 94.3 15.1 127 19.0 158
400 16 406.4 6.4 63.1 7.9 77.6 9.5 93.0 12.7 123 16.7 160 21.4 203
450 18 457.2 6.4 71.1 7.9 87.5 11.1 122 14.3 156 19.0 205 23.8 254
500 20 508.0 6.4 79.2 9.5 117 12.7 155 15.1 184 20.6 248 26.2 311
550 22 558.8 6.4 87.2 9.5 129 12.7 171 15.9 213 - - - -
600 24 609.6 6.4 95.2 9.5 141 14.3 210 - - - - - -

備 考
  1. 管の呼び方は、呼び径及び呼び厚さ(スケジュール番号:Sch)によります。ただし、呼び径はA及びBのいずれかを用い、Aによる場合にはA、Bによる場合にはBの符号を、それぞれの数字の後に付けて区分します。
  2. 質量の数値は、1cm3の鋼を7.85gとし、次式によって計算し、JIS Z 840によって有効数字3けたに丸めています。
    W=0.02466t(D-t)
    ここに、W:管の単位質量(kg/m)
        t:管の厚さ(mm)
        D:管の外径(mm)
  1. 表中の網掛け部は、繁用品を示しています。

●外径及び厚さの許容差
 管の一本の長さは、4000mm以上とする。
区分
外径の許容差
厚さの許容差
熱間仕上継目無鋼管
  40A 以下   ±0.5mm
4mm未満 +0.6mm
     -1.5mm
4mm以上 +15%
     -12.5%
  50A 以上   ±1%
  125A以下
  150A以上   ±1.6%
  200A以上   ±0.8%
ただし、350A以上は周長によることができる。この場合の許容差は±0.5%とする。
冷間仕上継目無鋼管
および
電気抵抗溶接鋼管
  25A以下   ±0.3mm
3mm未満 ±0.3mm
3mm以上 ±10% 
  32A以上   ±0.8%
ただし、350A以上は周長によることができる。この場合の許容差は±0.5%とする。
備 考
  1. 外径の測定に周長を用いる場合の判定は、周長実測値又は実測値の換算外径のいずれによっても可です。いずれも同一許容差(±0.5%)を適用します。ただし外径(D)と周長(L)の相互換算は、次式によって計算します。
    L=π・D
    ここに、π=3.1416とします。
  1. 手入部などの局所的な部分については、厚さの許容差が上表を満足していることが確認できる場合は、上表の外径の許容差を適用しません。
電気抵抗溶接鋼管の溶接部溝状腐食

 使用環境や輸送流体の水質、種類によって電気抵抗溶接鋼管の溶接部が腐食の進行をみる場合があります。
 電気抵抗溶接鋼管(125A〜500A)をご使用の場合は、防食被覆鋼管及び耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管(商品名:タフシーム)など、条件に応じた最適な配管用鋼管の選定が必要となります。
電気抵抗溶接鋼管の溝状腐食現象については、別頁をご参照下さい。


 注文者の要求があるときは、ベベルエンドに加工致します。
 ベベルエンドの形状は、特に指定のない限り、下図によります。
管端形状
表示例
表示例


性能
試験項目
品  質
試験条件
溶鋼分析
試  験
記号
C
Si
Mn
P
S
STPG370
0.25%
以下
0.35%
以下
0.30%〜
0.90%
0.040%
以下
0.040%
以下
STPG410
0.30%
以下
0.35%
以下
0.30%〜
1.00%
0.040%
以下
0.040%
以下
一般事項および
試料の採り方
JIS G 0303

分析方法
JIS G 1214, 1215, 1253,
1256, 1257
のいずれか
引張試験
記号
引張強さ
降伏点
又は耐力
伸 び
試験片
11号
12号
5号
4号
縦方向
横方向
縦方向
横方向
STPG370
370N/mm2
以上
215N/mm2
以上
30%
以上
25%
以上
28%
以上
23%
以上
STPG410
370N/mm2
以上
215N/mm2
以上
25%
以上
20%
以上
24%
以上
19%
以上
試験片
JIS G 2201

試験方法
JIS Z 2241
備 考
  1. 厚さ8mm未満の管で、12号試験片又は5号試験片を用いて引張試験を行う場合は、伸びの最小値は、厚さ1mm減じるごとに上表の伸びの値から1.5%を減じたものを、JIS Z 8401(数値の丸め方)によって整数値に丸めます。
  2. 呼び径25A以下の管については、上表の伸びの値は適用しません。ただし、記録しております。
  3. 電気抵抗溶接鋼管から引張試験片を採取する場合、12号試験片又は5号試験片は、継目を含まない部分から採取します。

試験項目
品  質
試験条件
へん平
試 験
きず、割れがないこと 電気抵抗溶接鋼管
溶接部:管外径×2/3まで圧縮
溶接部外:管外径×1/3まで圧縮
継目無鋼管
Hまで圧縮、ここに、
H=(1+e)t/{e+(t/D)}
e:0.08(STPG370)
 0.07(STPG410)
H:平板間の距離(mm)
t:管の厚さ(mm)
D:管の外径(mm)
e:管の種類によって異なる定数(mm)


試験項目 品  質 試験条件
曲げ試験
40A以下の外径で注文者の指定があった場合にへん平試験に替えて実施します。
きず、割れがないこと
内側半径6D×90°曲げ
水圧試験
又は非破壊検査
注文者の指定又は製造業者の選択で水圧試験もしくは非破壊検査のいずれかを行う 水圧試験
水圧に耐え、漏れないこと
規定の水圧を管に加える
非破壊
検 査
人工きずからの信号と同等以上の信号がないこと
JIS G 0582(超音波探傷)の区分UD又はJIS G 0583(渦流探傷)の区分EY

スケジュール番号
Sch
10
20
30
40
60
80
水圧試験圧力
MPa
2.0
3.5
5.0
6.0
9.0
12



スケジュール番号方式
 管の寸法は、外径ごとに数種の組み合わせが規定されています。この組み合わせは、Barlowの式を管の厚さ許容差、 腐れ代を考慮して変形し<使用圧力>と<使用温度での許容応力>の比をパラメータとして得られた外径、 肉厚の組み合わせ方式です。これをスケジュール番号と称し、同一スケジュール番号に属するどの外径、 肉厚の管も、同じ圧力、温度条件に適合するようになっていますので、設計等に大体の目安を付ける上で有用と考えられます。 (寸法表参照)


<参考>スケジュール番号の成り立ち
 米国で採用しているスケジュール番号方式をそのまま採用しています。スケジュール番号は、ある使用圧力に対し適した外径−肉厚のグループを表すもので、 この考えのもとには、アメリカ機械学会(ASME)のボイラー規則で使っているBarlowの式が使われています。 以下その成り立ちを示します。

@ Barlowの式
P:最高使用圧力(MPa)
S:材料の許容応力(N/mm2)
t:肉厚(mm)
D:外径(mm)

A ここで肉厚の腐れ代2.54mm、肉厚許容差-12.5%を考慮すると、

B ここで p/s ×1000をスケジュール番号として数種類にランク分けすると、 このスケジュール番号に対応するD,tが一義的に決まります。
この利用の仕方の例として、例えば7MPaの圧力水をSTPG370で常温にて送る場合(設計安全率は4倍とする) を考えますと、
スケジュール番号でこれに該当するものは、スケジュール80があります。
管外径114.3mmのものを使うとすると、スケジュール番号より肉厚は8.6mmが求められます。

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おことわり
本資料は、一般的な情報の提供を目的とするもので、設計用のマニュアルではありません。本資料の情報は、必ずしも保証を意味するものではありませんので、本資料に掲載されている情報の誤った使用、または不適切な使用法等によって生じた損害につきましては、責任を負いかねます。また、内容は予告無しに変更されることがあります。
住友金属工業株式会社 鋼管営業部    TEL:03(4416)6295 FAX:03(4416)6789