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2010.06.30

No.240


人種や文化の壁を越えて世界中が熱狂するサッカーワールドカップが始まりました。今回の開催地は、南アフリカです。連日、選手たちは鮮やかなプレーを見せてくれ、感動と興奮を与えてくれています。日本代表もチームワークで予選リーグを突破しました。 私たちもチームワークを大切にして、日々努力しています。
まずは、溶接軽量H形鋼と熱延鋼板の納入に関して、トヨタ自動車(株)殿より、「トヨタホーム部材部門品質管理 連続賞」を受賞した話題です。日々努力を重ね、高いお客様評価を目指して、より強いチームワークで取り組んだ結果がお客様からの高評価につながりました。
世界最軽量のアルミホイール「商品名:タフブライト」を開発しました。国内の大型トラックメーカーが4月から一斉に採用した新ISO方式対応のアルミホイールです。積載量増加が可能で、環境に優しいアルミホイールとして大きな期待が寄せられています。
これからも住友金属グループ一丸となって、技術を磨き、様々な活動に取り組んでいきます。



●チームワークで頑張っています
<5年連続!トヨタ自動車(株)殿より高い評価をいただきました>


私たちは、トヨタ自動車(株)住宅生産部殿と契約し、トヨタホーム(株)殿向けに溶接軽量H形鋼(商品名:スマートビーム)と熱延鋼板を納入しています。

平成17年度から5年間、私たちは「欠品・不具合・市場クレーム・納期遅れ ゼロ」という高い品質目標値を継続達成したことを高く評価されて、4月27日、トヨタ自動車(株)殿(愛知県豊田市)より、「トヨタホーム部材部門品質管理 連続賞」を受賞しました。この「連続賞」は、「優秀賞」の5年間連続受賞に対してのものです。「連続賞」をいただけたのは私たちだけです。



私たちの溶接軽量H形鋼「スマートビーム」は、軽量で丈夫な鉄骨構造を作る建築部材として、住宅分野においてお客様から大変ご好評をいただいており、おもに梁に使用されています。また、熱延鋼板は、接合金物などいろんな用途で広く使用されています。トヨタ自動車(株)殿は、振動対策や静音対策といったクルマ造りで培った技術の強みを活かし、住宅分野でも確固たる地位を築いています。トヨタグループの技術力を結集し、高品質で環境に配慮した“安全・安心”な家造りに、私たちの製品が評価され、活かして用いられていることは大変嬉しいことです。
この受賞を励みに、さらに来年に向けて、お客様に満足していただけるよう意気込みは高まっています。これまで同様、日々の努力を重ね、お客様を大切に、より強いチームワークで取り組んでいきます。



●世界最軽量でトラック・バスの 燃費向上・ CO2 排出削減に貢献します

<新ISO方式対応のアルミホイール「タフブライト」を発売しました>


私たちが製造する鍛造製品(*1) には、鉄道用の鋼製車輪、車軸、自動車用クランクシャフトだけでなく、トラック・バス用アルミホイールがあります。私たちはこの分野での国内トップメーカーです。
このたび私たちは、世界最軽量のアルミホイール「商品名:タフブライト」(写真1)を開発し、販売を始めました。これは、国内の大型トラックメーカーが4月から一斉に採用した新ISO方式(*2)  に対応して開発したものです。


(写真1)新ISO方式対応「タフブライト」


従来の「タフブライト」は、高強度素材や高輝度の表面仕上げが特徴でした。これに加えて新しい「タフブライト」は、ディスク部に特殊な表面処理を施して疲労強度を向上させ、リム部の形状変更によって剛性を高めた結果、従来の鍛造アルミホイールより9~13%も軽くすることができました。
この「タフブライト」を用いれば、スチールホイールに比べて、大型トラックで約170kg/台の軽量化が可能です。公的機関のテスト結果によれば、最大2%、燃費が向上しました(*3) が、これは、年間約1.9トン/台の CO2 排出削減に相当します。
さらに、大型トラックや大型トレーラーで採用が始まっているスーパーシングルタイヤ用の「タフブライト」では、より大きな軽量化が可能です。例えば車軸が3軸のトレーラーでは、従来のダブルタイヤとスチールホイールの組み合せに比べて、ホイールだけで約330kg/台、タイヤも含めると約540kg/台の軽量化になります。スーパーシングルタイヤとは、大型トラックなどで車軸一本あたり片側2個のタイヤを付けているところに、通常のサイズより幅を1.5倍強太くした1個だけのタイヤを装着する方式です。タイヤが1個になるとともにホイールも幅を1.5倍強太くした1個だけになりますので、このような軽量化が実現します。(写真2)


(写真2)ホイール・タイヤの装着状況


従来の高強度・高輝度に加えて、新たに軽量化や CO2 排出の削減にも寄与する鍛造アルミホイール「タフブライト」に大きな期待が寄せられています。


*1 鍛造とは、金属を溶接などせずに一体のまま複雑な形状の製品にするための製造方法の一つで、プレスやハンマーで材料を叩き圧縮加工して成形
        します。金型を使ってプレスすると、複雑な形状の製品もつくることができます。溶けた鋼を鋳型に流し込んで冷やすことにより成形する鋳造

        という方法の方が量産しやすいのですが、鍛造の方が内部組織が密で、高強度の製品をつくることができます。
*2 新ISO方式とは、世界の95%のトラック・バスに採用されている国際標準のホイール取付け方式です。従来のJIS方式に比べ、点検・整備が容易

        なこと、ホイールやボルトの耐久性が向上することが特徴です。
*3 財団法人日本自動車研究所委託テスト結果です(年間18万km走行、走行燃費3.5km/リットルとして試算)。


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