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2009.12.25

No.235


暖冬傾向だった今年も12月後半に入り冬の寒さが訪れ、外出には厚手のコート、マフラーが手放せなくなりました。東京の名所になった高尾山では、この時期、富士山の山頂に沈む夕日「ダイヤモンド富士」を見ることができます。日もすっかり短くなり、冬の深まりを感じます。
早いもので2009年も残りわずか。この1年マンスリーレビューではさまざまな話題を皆様にご紹介してきました。ご愛読いただいた皆様への感謝の気持ちを込めて、今年最後のマンスリーレビューをお届けします。
最初は、元製鋼所 輪軸工場の兼崎博さんが「鉄道業務に精励した功労者」として国土交通大臣表彰を受賞した話題から。兼崎さんは、鉄道車両用歯車の加工などで長年にわたり鉄道輸送を支えてきました。鉄道部品製造会社の技能者が選ばれたのは兼崎さんが初めてという快挙です。
そしてもうひとつ快挙と言えば。12月5日、鹿島アントラーズがJリーグ史上初となる3連覇を達成しました。来年も夢と感動と興奮をファンにもたらしてくれることを期待しています。
2009年もご愛読ありがとうございました。来年も数多くの話題をご紹介していきますので、よろしくお願いします。



目次
● 鉄道を支える匠の技術
元製鋼所輪軸工場 兼崎博さんが鉄道関係功労者国土交通大臣表彰を受賞

● 王者!アントラーズ
鹿島アントラーズがJリーグ史上初の3連覇



● 鉄道を支える匠の技術
<元製鋼所輪軸工場 兼崎博さんが鉄道関係功労者国土交通大臣表彰を受賞>


10月14日「鉄道の日」に、元製鋼所輪軸工場の兼崎博(かねさきひろし)さんが、「鉄道業務に精励した功労者」として、国土交通大臣表彰を受賞しました。鉄道の日は、日本で初めて新橋と横浜間の鉄道が開通した日を記念した日です。
兼崎さんは、1970年の入社以来、主に鉄道車両用の歯車加工の作業に携わり、製品の品質向上に努めてきました。昨年は、日本鉄道車輛工業会より、優れた技能者として、技能表彰を受賞しています。
これまでの鉄道関係功労者国土交通大臣表彰では、鉄道会社職員や車両製造会社の代表者の受賞がほとんどで、鉄道部品製造会社の技能者が選ばれたのは兼崎さんが初めてです。
新幹線をはじめとした鉄道の高速化には、鉄道台車の駆動装置や車軸の歯車の高精度化が必要です。兼崎さんのそれまでの経験から、従来の乾式(潤滑液を使わずに歯車を削りだす方法)で研削された歯車では、歯面研削精度のばらつきが大きいため、騒音や振動が大きくなり、高速化への対応が困難と判断。他社に先駆けて、研削時に水溶性の潤滑液を使用する湿式方式に切り替えました。潤滑液が研削時の摩擦熱を吸収するため、加工時の温度が下がり、膨張を防ぐことで、歯面の加工精度が向上し、さらには作業の能率が上がりました。また、高精度な歯車生産の実現で、新幹線の高速化、低騒音化が可能となり、現在の営業最高時速300km/hが達成されたのです。
2008年には、輸出を通した車輪ビジネスのグローバル化に対応して、生産能力を増やすために、旋盤の加工能力向上の改善を実施するなど奮闘し、年間20万枚から24万枚生産体制の確立に貢献しました。
今回の受賞については「共に頑張ってきた輪軸工場の仲間の代表として受賞させてもらった。周囲の方に支えられ、指導いただいたおかげです。」と感謝しています。
現在は、今までの技能と経験を見込まれ、私たちのグループ会社である住金関西工業(株)に移り、歯車の技術指導管理者として、後継者の育成にあたっています。
快適でエコな移動手段である鉄道を支える匠の技術は、これからの世代にも引き継がれ磨かれ、世界に役立つ技術として貢献していきます。

                                                                        
                                                            
兼崎さんご夫妻

● 王者!アントラーズ
<鹿島アントラーズがJリーグ史上初の3連覇>


12月5日。降りしきる雨のアウェーの埼玉スタジアムは、試合終了のホイッスルとともに、勝利を信じていた鹿島アントラーズのサポーターの歓喜で盛り上がりました。サッカーのJリーグ1部で鹿島アントラーズが通算最多優勝回数を更新する7回目の優勝を決め、Jリーグ史上初の3連覇をという偉業を達成いたしました。また、天皇杯と合わせた通算獲得タイトルは13冠(Jリーグ7回、天皇杯3回、ヤマザキナビスコカップ3回)となりました。
今年のJリーグ最後の決戦の相手は、浦和レッズ。序盤から浦和は猛攻撃をしかけてきましたが、後半21分、興梠慎三選手の気迫のダイビングヘッドで押し込んで先制。その後は、最後まで衰えない浦和レッズの攻撃から安定した守備でしっかりと1点を守りぬきました。
今季、序盤快走した鹿島アントラーズ、途中苦しい場面もありましたが見事に立て直して底力を見せてくれました。
ついに成し遂げた3連覇。来年も素晴らしいプレーで私たちを魅了してくれることでしょう。そして、4連覇を願って、皆さん、応援よろしくお願いいたします。

                  


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