2008.12.18
● 大径溶接鋼管製造の達人
<平成20年度「卓越した技能者」(現代の名工)に鹿島製鉄所の参事補の福川賀皓(よしつぐ)が選ばれる>
今年も名工が誕生しました。
受賞した福川は、1961年の入社以来一貫して溶接鋼管の製造業務に携わり、現場を支えてきた溶接鋼管製造の達人、鹿島の大径管工場だけでも35年従事し、私たちが得意とする高級ラインパイプの販売拡大に大きく寄与してきたひとりです。
大径溶接鋼管の品質管理について指導している様子
(左:福川)
直径1メートル以上もある大径溶接鋼管(高級ラインパイプ)は、天然ガスや石油輸送用として使用され、高い寸法精度が求められます。大径溶接鋼管は厚板を円形に成形し、継ぎ目を溶接した後、「拡管機」と称する設備でパイプを内側から押しひろげて、寸法を整え、最終製品となります。
最終製品の品質を最も左右するのが、「拡管機」の工程です。拡管機においては、如何に真円で、曲がりがない製品に仕上げるかが課題となっていました。この課題に対して福川は、パイプと拡管機の接触部の摩擦係数によって仕上がりが異なってくることに着目し、拡管機ヘッドの先端に8方向に潤滑油を噴射できるスプレーをとりつけ、拡管機の曲がりをコントロールすることができる装置を考案しました。
この装置により、客先のニーズに対応し得る高い寸法制度の溶接鋼管の製造が可能となりました。
福川はこのほかにも、日々大径管工場全体のあらゆる箇所で改善・提案を行い、生産性向上につながる幾多のアイデアを具現化しました。
また、達人の優れた技術は海外でも活躍しています。サウジアラビアでの合弁会社National Pipe Companyの新工場立上げにも参画し、現地従業員に一から操業指導を行い、現在では高い品質の鋼管製品の安定製造ができる体制を構築しました。
これらの数々の功績が評価され、今回の受賞につながりました。受賞にあたって福川は、「大径管工場の代表としていただいた賞であり、皆に感謝している。工場の皆にも励みになると思う。」と語っています。
現在福川は、これまで培った様々なノウハウを後進へ確実に伝えるべく、若手の指導・育成やノウハウ集の作成を行っています。
わたしたちの製品には、こうした数々の達人たちの熱い想いと優れた技術がたくさん詰まっています。
● 祝!12冠達成
<鹿島アントラーズがサッカーJ1リーグで優勝>
サッカーJ1リーグで、鹿島アントラーズが最終節まで大混戦の中、見事優勝し、2連覇の偉業を達成しました。'00、'01年の連続年間優勝に続き、2回目の連覇達成はJ1リーグ史上初の快挙です。これで通算獲得タイトルも12冠(Jリーグ6回、天皇杯3回、ヤマザキナビスコカップ3回)となりました。
最終戦は、12月6日、寒さを吹き飛ばすほどの熱気に包まれたアウェイの札幌ドーム。コンサドーレ札幌を1-0で下しました。前半35分、野沢拓也選手が鮮やかに突き刺さしたゴールで先制、これが決勝点となりました。その後、相手の得点を許さずしっかり守りぬき、攻撃力と守りが一体となったアントラーズらしい素晴らしいプレーを見せてくれました。
今季は、開幕から5連勝。しかし、シーズン中盤にはけが人が続出、厳しい試合が続きながらも常に上位争いに名を連ね、終盤には追われるプレッシャーをはねのけて1位をキープし、結果J1リーグ優勝、連覇を果たすことができました。
2009年は、今季夢破れたアジア・チャンピオンズリーグでの優勝、そして、前人未到の3連覇・・・・。ファンの夢は尽きることがありません。皆さん引き続き応援よろしくお願いします。